しぶやなおき

ライフ・イズ・ビューティフルのしぶやなおきのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

物語を通して私が感じたものは、「自由は常にあちこちに存在する」ことでした
主人公グイドは「なぞなぞ」や「姫」へのユーモアから常に「自由の象徴」として描かれていたと思うが、よくよく見ると、人のモノを盗ったり、貴族を騙って卵を手に入れたりしており、実は良いことばかりで無い。

ところが、まぁそれもいいじゃないかと思わせてくれるのがこの映画の不思議なところで、何があっても「グイドならやりかねないよなぁ…」と謎の説得力を持って納得してしまった

グイドが殺された理由は、はっきりとしないように感じた。女装をしてあたかも逃げるそぶりを見せたようなだけでした。もちろん収容所の証拠隠滅が主な理由ですが、物語上死ぬ必要あったかというと疑問です。

そう思うとグイドの殺害は、「自由の象徴を殺す」、それが人権侵害なんだという強いメッセージなのではないかと思いました
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