宇宙戦艦ヤマトの続編にあたる、劇場作品2本目。
前作で地球を救ったヤマトが、今度は宇宙を救うために旅に出る。
ヤマトシリーズの中でも評判の高い今作は、テレビアニメの総集編だった前作と違って完全オリジナルの劇場アニメであり、なおかつ前作の驚異的なヒットを受けて予算があったのかこの時代のアニメにしてはかなり絵がキレイ…！！
描き込みも細かく、撮影も段違いにクオリティが高い。
特に爆発シーンの表現なんて完全に別物となっている。
しかし、冒頭から復興した地球で平和に過ごす地球人とヤマトのメンバーの様子が描かれるのだが、1年しか立ってないのに復興早すぎでは…？？
1年でそんなに平和ボケするの？？？
とかちょっと当時のアニメの設定の甘さに引いていたのだが、中盤で地球に絶望の空気が漂う中で少年が「ヤマトがいるよ！」と叫ぶと「ヤマト」という希望のワードが伝染していって地球全体でヤマトの大合唱になるのがバーフバリみたいにおもしろくて許しました…。
あとは、前作を総集編の<劇場版>でしか見てないので登場人物が沖田艦長、古代、森雪くらいしかわからない中、感動の再開でハグしまくってるの「誰？」「誰？」のオンパレードだった…。
やはりテレビアニメも見るべきか…。
終盤はハリー・ポッターか…？ってくらいに人が無残に死んでいき、子供もターゲットのアニメにしては絶望感がデカい…。
「絶望」と言う字がずっと頭から離れなかった。
色々と倫理観がアップデートされた2019年に見るとちょっと受け入れられない展開ではあるのだが、ギアスオタクなのでこの展開も1つとして有りだし、
リアルタイムで見た時の「衝撃」はすごかったんだろうな、と思うとひたすらにアラフィフの皆様が羨ましい…。
