福島で飼い犬を手放した家族と、東京で被災ペットの支援活動をしているボランティアグループ、2組の実話を描いた教育系アニメ映画制作会社の新作。
想像より手堅い出来のアニメで観て良かった。劇場では泣き声もけっこう聴こえてきて、3.11の様子や心情を残していく1つの大事な作品に思えた。
津波の様子等が報道としてCGで再現されるのだが、やはりドキュメンタリーとして見返すよりはこうやって物語の中に組み込まれた方が感情と一緒に思い出される。
最後に今作はフィクションですの注意書き出てきて「???」ってなったけど、作中人物の名前や固有名詞は変更しているらしい。
なるほど。
東京ではヒュートラ渋谷で1週間限定の公開だったが、最終日だからなのか大きなスクリーン1でもまぁまぁな埋まり具合だった。