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日本の黒い夏 冤罪のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

日本の黒い夏 冤罪(2000年製作の映画)
3.3
地下鉄サリン事件から30年の今、これを観る。
マスコミの大罪。警察の面子。市民も報道の過熱に乗っていく。これがもしSNSのある時代だったらどうだっただろうかと考えさせられる。松本サリン事件で犯人とされた男性。冤罪とはこうして起こり、起こされていくのかと恐ろしくなる。
地下鉄サリン事件にも触れられるがあくまで本作ではその前年に発生した松本サリン事件に重きを置いている。高校生が作るドキュメンタリービデオ、そこで取材を受けるテレビ局の面々。
真実や真相とはを問われている気がした。

熊井啓監督らしい社会派作品だった。
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