OBEY. CONSUME. STAY ASLEEP.
風刺MAXの主題がエンタメ作品として成立しているのが素晴らしかったですが、地獄の格闘シーンなど、「なんともはや」と言わざるを得ないところもありました。
メディア批判でもあるかと思うのですが、昔留学先の授業で「マクドナルドの広告は性的なメタファーばっかり」という内容を扱ってて、そんなことねえじゃんって思ったら確かにそう見える広告(海外の広告です、日本違うかな)が多かったのを鑑賞しながら思い出しました。
まあつまりは少しサングラスをかけるくらい観方を変えれば、観ようと思ってるものではなく「見せようと思ってるもの」を観せられてるんだぜ、というメッセージというか、漫然と日々を過ごしてはいかんな、と思わされる映画でした。B級というジャンルに嵌められるかもわからない、素敵な作品。
あと、思った以上にサングラス越しの宇宙人がキモいです。白黒だからか、肌の感じがイマイチわからなくてもやっとするところもキモい...さすがジョンカーペンター。