NORIDAR

デスプルーフ in グラインドハウスのNORIDARのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見れていなかったデスプルーフ、やっとこさ手に入れたので鑑賞。タランティーノの趣味全開(というか性癖全開)としか言いようのない、最高のおバカ映画。
本編は2部構成で、前半はイケイケな女性たちがスタントマンの男にぶっ殺される話で、後半が狙った女に仕返しをされる痛快カーアクション。
オープニングから前編の終わりにかけてローアングルのセクシーショットが目立ちカッコいい演出なのだが、多分タランティーノが下半身好きなだけなんだろうな。前半に登場する酒場の主人はタランティーノ本人で、俺の映画にようこそと言わんばかりに登場。キルビル以降あまり見られなくなったと言われる会話劇もこの映画ではメインじゃないかってくらいの量をぶちこんでいて、タランティーノ色が強い。それも今回はB級映画を作りますというテーマが最初からあるので尚更効果的な役割になっている。
CGなんてクソックラエ!と聞こえてくるラストのカースタントシーンはB級どころかA級映画の仕上がりで、もうA級からもB級からも逸脱した、新しい映画に仕上がってしまってるところが本当にすごい。
フィルムの傷も、B級映画で育ってない人でも真似したくなるくらいカッコいい演出で、トラック使いも相変わらずいい選曲。映画と音楽のサンプリング力はその辺のHIPHOPDJ好きよりよっぽどHIPHOPだ。
映画オタク過ぎて引くわ!バカ!最高か!
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