クエンティン・タランティーノの脚本、監督のアクション映画。
スタントマンの殺人鬼が自分の改造車を使って殺人をするわけですが、この改造車が変わっていて運転席は絶対死なないという仕様。
この車の助手席に女を乗せてわざと事故るという殺し方や、相手の車に正面衝突事故を起こして殺すなどの改造車を使った異質な殺人鬼。
この映画は前半と後半に分かれていて前半はこの殺人鬼の殺し方などのストーリーで構成されている。
そして後半は、また次のターゲットを狙う殺人鬼だったが、、、という展開。
クエンティン・タランティーノといえば、ハマる人とハマらない人がいるみたいですが、自分は前者だったみたい。
最近、同監督のパルプフィクションを鑑賞しましたが、面白くてこの作品の鑑賞に至ったわけです。
パルプフィクションは、なかなか考察もわかりづらい話ですが、この作品は単純明快で後半ぶっ飛んだ展開とカーアクションシーンにワクワクしながらスカッとするもの。
相変わらずタランティーノらしく、物語にいくつか出てくる長い会話シーンが良い。これがまたタランティーノの好き嫌いが分かれるところでもあるが、個人的にはタランティーノ作品の好きな部分。
パルプフィクションでもそうだが、タランティーノ作品は、それぞれのキャラクターが魅力的なのも良い。
また、これもパルプフィクションにも言えることだが、タランティーノの楽曲のセンスの良さが光る。
特にこの作品のスタッフロールで流れる曲は、ノリも良くてエンディングにピッタリのものとなっている。