masudasantaro

世界大戦争のmasudasantaroのレビュー・感想・評価

世界大戦争(1961年製作の映画)
4.0
1961年公開。
劇中もそのまま戦後から16年経って復興した日本を映し出している。

この映画の世界は核の砲火に晒されて、救われることはなく終わる。

第二次世界大戦を生き延び、瓦礫だらけの焼け野原から必死に働いて幸せな毎日を手に入れた田村茂吉。

家族と過ごせる幸せ。
毎日働ける幸せ。
子供たちの笑顔に囲まれる幸せ。
健康でいられる幸せ。
草花を愛でる幸せ。
美味しい物を食べられる幸せ。
造成、整備された街並みがある幸せ。
愛する人と未来を夢見る幸せ。

戦後、全てを失った日本に積み上げられてきた大小様々、十人十色の幸せな風景が写し出される。
しかし知らないところで進む核による世界終末の脅威。

平和を粗末にしちゃいけねぇ。

この物語はすべて架空のものであるが、明日起る現実かも知れない
しかし、それを押しとめよう!
われらすべてが手をつないで…
まだそれが起らない中に。
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