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新幹線大爆破のmasudasantaroのレビュー・感想・評価

新幹線大爆破(1975年製作の映画)
4.0
「ひかり109号に爆弾を仕掛けた⁉︎」

\\\\ 新幹線大爆破 ////

なんてインパクトのあるタイトルシークエンス!

時速80キロを下回ったら爆発するという爆弾が、新幹線ひかり109号に仕掛けられる。
犯人逮捕と爆弾解除に奔走する警察と国鉄社員たちの姿や、乗客たちのパニックの様子や、犯人グループの人生背景も描かれ、単なるパニック映画とは言えない作品になっている。

ずっと観たかった作品でやっと観れた。
1975年公開。
シン・ゴジラのキャストの使われ方を思い起こさせるレベルのオールスターキャストが圧巻。

高倉健、宇津井健、千葉真一。
高倉健の悪役にしっくりこない気もするけど、切なく哀しくも美しいラストシーンは、高倉健ならではなんだろうなと。

個人的には、ハヤタ隊員こと黒部進が刑事役でちょいテンション⤴️

犯人グループはいわゆる「負け組」とされた者たち。会社の倒産や学生運動の失敗などを背景にしていて、正直、犯行に至る動機としては共感できない。
けれど、オイルショックにより高度経済成長の終焉を迎えた日本の不安を暗示するものでもあるのだろう。

一番、ええぇっ!となったのは、なんといっても喫茶店サンプラザの焼失🔥☕️
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