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ジョニー・マッド・ドッグのクリームのレビュー・感想・評価

ジョニー・マッド・ドッグ(2007年製作の映画)
3.9
暴力に支配され、無責任な大人によって人生を壊された少年兵の無残さを強烈な描写で描いています。少年兵達を演じたのは、本当の元少年兵。リアリティと迫力が凄い映画でした。
内戦状態のアフリカのリベリア。住民たちを恐怖に陥れる少年兵のコマンド部隊を率いるリーダーのジョニー。通称マッド·ドッグ。彼は仲間達と機関銃を手に強盗やレイプを重ね、無差別な殺戮を繰り返していた。




ネタバレ↓




元少年兵をキャスティングし、監督自ら実際にリベリアで彼らと1年間生活を共にして撮ったという映画。
冒頭、ジョニーたちが村を襲って、子供に父親を射殺させるシーンから『うわぁ、嫌だな』と思いながらも目が離せなかった。その後もレイプ、大量殺人(子供も殺す)、強盗(熟年夫婦に「目の前でセックスしろ」と命令)等、次々と最悪な行為を得意気にこなす少年兵達。少年だからこそ躊躇しない恐ろしさ。おぞましい世界だった。
そして、彼等の被害者となるラオコレという少女。この子がもう1人の主人公で、ジョニー達の襲撃で負傷した父を病院へ運ぶも助からず、行方不明になってしまった幼い弟を必死で探し続けます。ジョニーとは物語の中盤で一度出会うが、なぜか見逃して貰います。最後に再会した2人。結局、ラオコレがジョニーを銃でめった殴りにし、涙を流しながら銃をジョニーに向けて終わります。
全ては大人の責任です。子供に薬物を与えて感覚をマヒさせたり、戦闘に尻込みする子供を射殺したり、悪魔の所業。そして、散々利用するだけ利用しておいて、戦争が終わるとポイ捨て。ジョニーは警備みたいな仕事を貰っていたけど、小さい頃から戦争しかした事がない彼等はどうして良いのか分からなくなっていた。似た様な事が実際に起きていたと思うと吐き気を覚えます。どうやったら子供を兵士にしようなんて考えが浮かぶんだろう?
少年兵達の素行が酷過ぎて、インパクトの強い映画でした。

※きつけのコカインなるモノは、初めて見た。まゆの端を傷つけコカインを塗り込むなんて…。あれって本当なのか?


⚽杯
🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿🇸🇳3-0
順調過ぎる🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿。本日もベリンガムでした。この子の移籍が楽しみ(ドルトムントにいて欲しいけど…)レアルとか欲しがりそうだな。フォーデンとサカも良かったです。そして、ベテランのヘンダーソン、ケインの得点で次の試合に勢いを付け頑張って欲しい。次は🇫🇷かぁ。🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿頑張れ。
🇫🇷🇵🇱3-1
エムバペが無敵すぎる。選手層の厚さ良し、バランス良し。2連覇もありそうに思えて来た。レヴァンドフスキはPK三度目の正直で、ほっ。
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