夏色ジーン

ジョニー・マッド・ドッグの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

ジョニー・マッド・ドッグ(2007年製作の映画)
3.5
感想川柳「悪魔だが 最終的には 犠牲者に」

予告が気になって観てみました。。φ(..)

内戦状態のアフリカのある国に、住民たちを恐怖に陥れる少年兵のコマンド部隊があった。リーダーの“マッド・ドッグ”ことジョニーと仲間たちは、機関銃を手に強盗やレイプを重ね、無差別な殺りくを繰り返していたが……というお話。

いわゆる幼い頃に誘拐、人によっては親を自分の手で殺すよう指示された子供達を少年兵として仕込み、国のためと言いながら大人のいいように利用されてしまう彼らを描いた作品。( ´_ゝ`)少年兵たちは本物の元少年兵で、監督自ら彼らと一緒に過ごして作り上げた意欲作。

こういうのを何度観ても大人の事情に子供を巻き込むなとイライラしてしまう。(# ゜Д゜)やってることは残虐でも、奪った豚がなついたら殺せなくなったり、人間らしい感情が出てきた時の戸惑う顔が何とも言えない(。´Д⊂)少年兵が相手にしてるのは罪もない一般市民、それであのラストは因果応報とはいえ酷じゃないか(*_*)人間らしいことを教わらないまま虎に育てられたようなものだし、そりゃ触るもの皆傷つけるよ。((((;゜Д゜)))

もしその内戦が収まったとしても、彼らの心には確実に爪痕が残るわけで(゜_゜;)「カシス・ザ・ドリーム」のように苦しむかと思うとやりきれない。さらにこういう国に武器を売って儲けてる奴等がいると思うと…(-""-;)