このレビューはネタバレを含みます
特筆して面白いと思う場面はなかった。
ストーリーも単調で暗い。子供向けのダークファンタジーというような感じだが、ティムバートン作品と比べてどこか物足りない。
キャラクターそれぞれ個性的だが、魅力を感じたわけではない。
特に主人公の9は自分勝手な行動が多く仲間を危険に晒していた。自分が蒔いた種なのに仲間も巻き込んで、助けるだの1人も死なせないだの言っていた。
しかしもう誰も死なせないと言った側から1人魂を吸われて、みんな助かると豪語していたのに最終的にはみんな元の体に戻ることはなかった。それが彼らにとって良かったのかはわからないが、ことごとく有言実行ができていない。無責任な勇気だと感じた。
1は自分たちの身を考えての行動だったので彼が小心者のように扱われていたのは違和感を感じた。それでも最後9を庇うのだからよくやったと思う。
短い映画だが、ストーリ自体好きじゃなかったし、腑に落ちないラストだったので自分は満足できなかった。