かわきよ

プラダを着た悪魔のかわきよのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

個人的には綺麗にまとまってしまってちょっと残念な気持ち。主人公がずっと都合良すぎるように感じた。もっとミランダとぶつかって欲しかった。ラストの車での会話なんてぶつかり合うチャンスだったのに、ケータイ投げて終わったの残念すぎた。でも常にケータイが仕事のメタファーとして存在してたのは好きだった。別れ話する時に着信来るの超好きだった。
どちらかというと、業に悩まされ続けるミランダが主人公だと思った。とても魅力的だった。
何かを犠牲にして何かを手に入れるのが、正解か不正解かはわからないけど、前の生活にふらっと戻ってしまうラストが情けなく感じてしまった。もっともっとミランダの元で学ぶことも分かり合えることもあったと思う。
「あなたの選択でここに来たのよ」って言うミランダの台詞が、もっと効いたはずなのにな。

この映画が着飾らない人生を謳いたいのは分かるし、とっても好きなメッセージだけど、でもそれをファッション業界で主人公がやってのけて欲しかった。ダサい服でランウェイ堂々と歩いて欲しかった。

でもアン・ハサウェイが美すぎた。これに尽きる。
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