プラダを着た悪魔のげのネタバレレビュー・内容・結末

おしゃれ映画というよりは多様性讃歌の映画だと感じた。登場人物たちが自ら道を選び取る姿はとてもかっこよくて、率直に言ってかなりすき！

理不尽なことに怒ってしまうところがあるので途中ぷんぷんしながらだったし、いくら一流雑誌でもただのアシスタントがこんなにハイブランドばかり身につけられることあるか…？と思いもしたけれど、華やかで軽やかで素敵な映画だったなー。そういう”生活”の描かれていない、無駄な説明を省いた作品だからこそこの流れるような美しさだったとも思う。
多分あの中で誰ひとりとして全てにおいて満たされた完璧な人はいなくて、でもかわりに一人ひとりが尊重されているところが素敵だった。それぞれの価値観が出会い交差しときにぶつかりあって最終的に各々の道を進む。そんなラストは爽快で、月並みな言い方だが勇気をもらえた。