こーじ

プラダを着た悪魔のこーじのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.0
アンハサウェイの美しいこと…。

目の前のことを
求められるレベルの少し上で成し遂げる。
だからチカラがつき、評価もされる。
そんな世界に感謝をするけど、
わたしはわたしの心が求める選択をする。
お互いに
笑って送り出し、笑って歩き出す。

終盤、車を降りて
カメラのフラッシュとアーティストの人混みの中に入っていくミランダと、
反対側に降りて、別の世界へ歩き出すアン。
「誰もが求めるもの」を
お互いに両方持ちながらも選び取って、
振り返らない。

ラストで2人が再開して、
言葉は交わさずとも笑顔を見せる場面。
あの一瞬のミランダの微笑みに、
全てが救われた気になりました。

少し前に岡田斗司夫さんの
解説動画を観ていたのですが、
オープニングの数分の描写からの
人物設定、状況設定の読み取が絶妙!
あらためて本作を観ながら、
「なるほどなー」と感じました。
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