ツタヤ

プラダを着た悪魔のツタヤのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.1
ファッション業界を揶揄しているのか、それともただの配役ミスなのか分かりませんが、「イモ」だの「デブ」だのと笑われる前半戦のアン・ハサウェイはスタイル抜群なモデル系美人にしか見えませんでした。(笑)眩しいくらいにキラキラとしたスターの輝きを放っています。

そんなアン・ハサウェイと対峙する”ファッション業界の悪魔”ミランダを演じたメリル・ストリープのクールな演技には感心させられました。ラストに車内で見せる表情は絶品。どんな役柄でもこなしていて本当に上手いなと思っちゃいます。

ただ、先輩を差し置いてパリ行きに選ばれてしまい落ち込むなど、内面まで美人だったヒロインと比べて、その彼氏役の俳優に魅力がないのは気になりましたが・・まあ、見る人が見ればあの男性ホルモン全開なヒゲの彼氏も魅力的なんでしょう。(多分。笑)

それにしても、この作品は人の死んだ生きたを絡めずに感動シーンを作り出せているのが何気に凄いなと思います。派手さは無くても爽やかな感動が味わえる。そんなラストは最高でした。見終わった後に何だか元気が貰えるパワーアップムービーですね。
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