西東京

旅の重さの西東京のレビュー・感想・評価

旅の重さ(1972年製作の映画)
4.0
旅の重さは映画の重さとイコールではない。あまりに夏の匂いが生々しいので満たされてしまうが、映画に収められた夏はあくまで便宜的な夏でしかなく、書を捨てよ街へ出ようと自殺した女の子が告げる。映画や小説は救いになることもあるし、痛みになることもある。この映画はその両方。
エンドロールの写真だったり舞台でおひねりを渡す観客みたいな素人の顔がもっと見たかった。そういうの好きだから。
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