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無法松の一生のIbeのレビュー・感想・評価

無法松の一生(1958年製作の映画)
4.5
明治から大正を駆け抜けるように生きた無法松の男らしさと健気な優しさに心を打たれた。
無法松を演じた三船敏郎さんはさすがと言ったところ。彼自身が無法松なんじゃないかと思えてくるほど、堂に入った演技には凄味があった。
それもあって松五郎への感情移入が止まらない。祇園太鼓を叩くシーンなんかは、恥ずかしがってた坊々が松五郎を見つめる誇らしげな眼差しに、思わず涙が出そうになるくらいだった。

脇を固める高峰秀子さん、笠智衆さんも共に大好きな俳優さん。素晴らしい映画に出会えて良かった。
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