悪の教典のレビューというよりメモ書きのネタバレレビュー・内容・結末

ギャグと青春とサイコホラー、どれも含みながらどれにも振り切らず、妙なバランスで成り立っている映画だ。
ミヤを追ってきた友達を殺した後「どうしよ……」と途方に暮れている姿に笑った。そのあと八つ当たり殺戮パーティーかと思いきやストーリーラインをちゃんと組み立てて行動する冷静沈着さ。
ミヤとの関係が危うくバレそうになるところとか、正体に迫った教師を人目があるところで雑に始末するところとか結構ヒヤヒヤすることばっかりやってるんだけどふつうこんなリスキーなことしないだろって行動を実行してうまくいってのらりくらり生きている感じは人間味があっていい。
サイコパスって人間味がないとか言われるけど、逆にすごく人間らしさを持っている部分があるんじゃないかと思うし、そういった一面を描くことによってリアリティが増す気がする。
柴原、覚醒するかと思ったらパンツ嗅いで死んで笑った。