たかすぎ

怪談のたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

怪談(1965年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

自国の伝統と歴史を楽しもう系の四話

さすがに長くて一度には観づらいので小分けにして鑑賞
小分けにして観るとその都度保存していくからそんだけ覚え書きwも長くなる仕様🤤

ナレーション付き怪談
始まりの雑音が耳障り😧
音声機能ぶっ壊れたのかと思うくらい雑音したです⚠️
BGMの役割って、大事だな🎵

「黒髪」
元妻を捨てて家柄と出世目当てにいいとこの女と再婚した男がまたクソなんですわ😬
なのに前妻の神対応が凄かった
女の鏡みたいな、どこまでも下からで健気だなぁ寛容だなぁ思ってたら…
やっぱり骨髄恨み入るくらい怒ってたウン
許す😌

毛量多めの女は念が強いんだ、気を付けろ
夫の顔面蒼白の表現、灰色を顔に塗って工夫してたよ😱
みるみるうちに老化が進んでいくって事は、ひょっとしてあの空間だけ時間軸がめっちゃ速くなってた?
となるとSFチックなラストだった


「雪女」
王道ホラー
日本妖怪でメジャーどころの雪女さん
CG無い時代に、巨大なスタジオでアナログでこの雪景色を再現したのは見事だと思うわ🌨️
雪の代用は塩かな?🤔

しかし、思ってたよりお年な雪女さんでガッカリしたそんなに若くない
うる星やつらのおユキちゃんくらいの気品ある美女が良かったわ

そんな道端の初対面で、素性も謎の人一泊させて夫婦になれる?😧出会い系サイトの方が堅実に思えたw

しかし何気に背景のセットが凄いのよね
スタジオであんな大木を切るって、どうやって木を固定してたんだろう🌳
不定期に空から見据えてくる眼も不気味
あれは、雪女一族?が見守ってるの?

草原で乳出したかと思いきや次の瞬間にはもう子沢山になってる雪女さん
マッハではしょり過ぎ

約束やぶった為にしあわせの絶頂から不幸のどん底に、これまたマッハで落ちていく男
あの日の事なんか言わなきゃ良かった

それにしても
雪女的には夫婦や家族の愛よりも、約束を守る事が最重要なのね?🤔
三人も子宝恵まれといて、あの日の事喋られたからってそんなあっさり丸投げする?😧
「もしも子供達が、お前に不満を持つような事があれば…わたしはただではおかないっ」
そう吐き捨てて、サササーッとすり足小走りで一度も振り返りもせず
山へ一直線駆け抜けて行く彼女の姿は、ただただ育児放棄にしか見えなんだw

雪女さん、身勝手じゃない?色々と🤤
アナ雪みたく感動しなかったわ~❄️


この辺で上映中はトイレ休憩が入ったらしく、画面に休憩の文字が

(ノ゚Д゚)ノ ∥WC∥


「耳無し芳一の話」
この回は演出が完全に伝統芸能的な…
あれ?これ私NHK教育を観てるんかな?🤔と思うほど、平家と源氏の檀ノ浦合戦の歴史見せられてた前半w
すーーーんごい真面目なヤツ

えっと、ほ、芳一?
芳一は?🤤www

この前半の長い合戦シーンが後半の芳一のくだりで繋がるので、心して観るヤツ
いやでもこれ人によっちゃ、寝るよ?
本当に糞真面目な作品

しかし、戦に敗北した一族の最期は重苦しい
赤い海に次々身投げしていく平家一族

これまたスタジオのセットが雪女同様に、凄い😳
寺も池も石橋も作ってある
当時って外でロケって無理だったんかな
これだけの景色を室内に再現する方が大変だと思う


和尚達が通夜で寺を空けるので留守を守る事になった全盲の芳一
琵琶を弾いていると、突然男に名を呼ばれる
平家の亡霊とは知らぬまま
芳一は霊に連れられ平家一族のもとへ行ってしまう

翌朝、芳一行方不明事件発生😨
知らぬ間に朝帰りして寝ている芳一
初日はまだ和尚達も異変には気付かない

飯も食わず寝ていたが、夕方になると起きてくる芳一
夕食が朝食なんてニートか夜勤だよ芳一

同僚がいい女でも出来たのかと訊ねるが誤魔化す芳一
既に顔色が青白いんだけどな😨

夜になると再び現れてまた迎えに来る霊
誰にも口外しない約束をしていたんか
二日続けて、また朝帰り
昨日より生気が無くなってる芳一に、さすがに同僚達もアイツヤバくね?と思い出す

ついに和尚に呼び出しw
「毎晩寺を空けて何をしとるんか?ちょっと言うてみ?」
和尚の言い回しがイイ🤭
それでも霊との約束を守る芳一

三日目は大雨でとても見えない芳一が出歩ける天気じゃないのに、やっぱり出掛けていった
和尚は同僚2人に追跡を命じる

同僚モタモタwwwこんな天気悪い日に外行きたくないからモタモタ🤣🤣🤣

平家の曲を一族の前で毎晩演奏していたんだね
壇ノ浦のくだりを演奏する夜の場面は必聴🎵
なかなか琵琶の演奏って聴けないよ
当時の名曲でトレンド曲になるんだろうかね

その頃雨が止んだ墓場で、無数の鬼火が浮遊し出して驚く同僚達
音楽鑑賞中で、平家達テンション上がりまくってきた⤴️🔥
あの無念の合戦に合わせて、武将達の闘志も背景もメラメラ燃え上がり赤くなる
あの小さな帝でさえキリッとしちゃってる
芳一見えてないから平常心で弾けるけど、見えてたらこんな怨霊達目の前にしてフリーズするよ😱

スタジオに水張ってるのかな?プール?
これ、建造物作り甲斐あったよね😃

今いいところなのに、同僚達が芳一を呼ぶ声で怨霊達は消えていった
鬼火だらけの墓場で、彼は琵琶を弾き倒していた

こりゃあ、取り憑かれとる‼️
和尚と同僚達が力づくで墓場から帰宅させたその直後の一族が静かにすくっと立ち上がる場面が、コワッ😱

お寺にて、和尚の優しいお叱り
お屋敷ではなく、安徳天皇の墓前で毎晩琵琶弾いてた事を知り愕然とする芳一

今夜は耐えよ
夕刻、和尚により芳一の全身にお経が綴られる
何で耳忘れるかなぁぁぁぁ😫
ただただ、そこが悔やまれた❗️
指先から手の平まで完璧やったのになぁ…耳にカバーしてそこに書いたら良かった

今夜一晩、どんな事が起きようとも声は絶対に立てるなと和尚の言いつけを固く守った芳一えらかった

平家の迎えの霊が現れて名を呼ぶがガン無視貫く芳一

耳あるやん🤤
琵琶と耳だけそこにある
どうしたものかと悩んだ末、将の霊は己の使命を果たす為に芳一の耳を無理矢理もぎ取って帰っていった

耳をもぎ取る😱

翌朝寺から墓への道に点々と血の跡
庭で気絶していた、耳を物理的に失った芳一

ラストの魂込めた芳一の弔いのライブ演奏も格好良かった(語彙力)けど、耳無し芳一は大変な金持ちになったとか言うナレーションは余計だった


日本には、結末をつけないでそのままになっている話がある
なぜ結末が無いのかわからない話
それが、最後の話
「茶碗の中」

ある日、水を飲もうとしたら
椀の中に知らない男の顔が映る
え、誰?😦
そういう世にも奇妙なメンタル系ホラー
この時代にもそういうホラーあるんだ、ってちょっと嬉しくなった

飲み干しては水を椀に注ぐ度に男の顔が大きくなっていく
水腹だろうオッサン
三杯飲んだのにトイレ行かんと交替して良いのかしらと心配したよ
明朝まで尿意が🤔w

ものの数分で退屈でウロウロじっとしてらんないオッサンは警備の仕事向いてるのだろうか
椀に八つ当たり
そしたらあの男が実体となって現れた‼️😨
不審者として斬りかかるものの、消えてしまう不思議な椀のオッサン

ちょっとドリフのコント感がしたわ

「狼藉者でござるぞー‼️であえー❗️」オッサン騒いで知れわたるんだけど、他の仲間達はそんなヤツ見てないぞザワザワ

オッサン寝ぼけてた説・疲れてる説で職場で処理され帰宅して落ち込んでる🤣
水は飲みたいが、椀の中こわくて飲めない
夜更けに三人の男が訪問してきたが、彼等もまたよく消える謎の者達
音も急に消えたりするから、また音声の調子が悪いのかとビックリしかねないくだり
そういう演出?

スローモーションな薙刀オッサンが面白い🤣
でも一応倒せるんだね
三人の撃退をしたものの結局は気がふれてしまったオッサンの話


と、これまでの話を執筆していた男が出掛けた様子もないのに姿が見えなくなる
頼んだ原稿を取りに来た編集の男が、最後に見たものは

ギャーー‼️😱なドッキリ青白いラストが好き😃

あれは筆者のドッキリ演出なのか
それとも、やはり椀の?🤫

結末がないって、そういう事だからかも知れないね
実に面白い
最後の椀の話が一番好みだった🎵
たかすぎ

たかすぎ