怪談の作品情報・感想・評価

「怪談」に投稿された感想・評価

おいおい、これ3時間もあんのかよ!?

※★5段階評価です。

怖さ :★
音 :★★
雰囲気:★★★★

「黒髪」「雪女」「耳なし芳一」「茶碗の中」の4つの怪談のオムニバス。
知ってる話もあるよね〜

結論から言うと怖くないです。
ホラー…なんですけど最早芸術みたいな?
古典的な演出、音、セットで丁寧に紡がれていく怪談。
どこか懐かしくて美しい。
風情がありんすなぁ〜
そして長い、一話一話長くてぶっちゃけ疲れる…

簡単に言ったら当時の持てる技術を全投入して全力で有名な怪談を実写化しました!
って所でしょうか。

「黒髪」
知らない話でした。オチは読めた。
お決まりの展開と言った感じで少し怖い。
禿げ上がる三國連太郎。

「雪女」
背景から雪景色、勿論雪女も全てが怖美しい。何か少し切ない話なのね。

「耳なし芳一」
子供の頃何度も読んだり聞いたりしたな。
イメージ通りだ…忠実に映像化されているんじゃないでしょうか?少し感動。
うっかり和尚役の志村喬さん。
しかし流石に途中で疲れてきた(笑)

「茶碗の中」
ここまでくるともう話が頭に入ってこない。
何か変なお話でした。
主人公のおっさんが茶碗で水を飲もうとしたらその茶碗にイケメンがドヤ顔で写ってて……
いや主人公同様見てるこっちも反応に困るわけですよ(笑)
もし写ってたのが可愛い女の子だったら全然違う話になってたんだろうな。

どの話も雰囲気抜群で意外と好きかも。
今風のホラーとはテイストが全然違うけど時にはこういうのも良いね。
疲れたけど。
あんだけのセット組んでほぼスタジオ撮影。やりたい理由もやる意味も解るけど正直気が狂っとる。

特に耳なし芳一は最早「怪談」じゃなくて「神話」。壇ノ浦という神話を見せられている。
平家っていうと人間味も露わなドロドロした人々ってイメージが多いけど、この平家はさっぱりすっぱりしてて人間味がない。
死んでるもんな。そりゃそう。
でもそこに神性を付加する神殿風のセットや宗教画じみた配置。スモーク揺蕩う水面。やってることの暴力性。素晴らしく人外然としていて政略の果てとはいえ神子を頂く一族なだけあるなあ等と感心してしまった。
あと監督の撮る暴力は大したことしてないのに非常に痛そうで本編とは違う意味で怖いな。

最後の茶碗の中もね。オチは現代っ子のお眼鏡にはなかなか稚拙に映りますが、己の頭で想像したら結構怖いやね。

映画とか演劇ってモノローグでない代わりに口で言っちゃうことが多いですけど、さすが時代の名優をジャンジャンバリバリと使ってやる!という気概に満ち溢れているお陰か無音の表情の大写しが多いこと多いこと。素晴らしい。
また小林正樹監督といえば画面の隅々まで行き渡る美意識。オシャレでクールな構図とキレッキレにキメた演出ですけど、かね絶好調でそれ目当てに見てる人間は大満足でした。
全体的に恐怖に淡白な所も原作小泉八雲らしくて良い。

いやあ、面白かった。
映画というより演劇じゃないのかとも思ったけども。まあ監督がやりたいことやって結果それなりに面白いから良いんだよ。
しっかし美術がカッコイイなあ。
やま

やまの感想・評価

-
大学の授業で珍しく映画を観れた。

空に浮かぶ目であったり、セットで撮られた意味を考えると面白く感じた。結構大掛かりなセットが多かったイメージ。

この時代の映画らしい質感が、ホラーを生み出してる。怖いというより、面白い。

今年に入ってまだ86作品しか観てない。
目標の300が遠い。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.0
【カンヌ国際映画祭グランプリ受賞のJホラー】
カンヌ国際映画祭シーズンなので、グランプリを受賞した日本映画を紹介。

かつて、日本は古典芸能×映画のマリアージュがカンヌで喜ばれていた。演劇の拡張として奥行きを持たせた作風が外国人に好かれたのであろう。

そのジャンルの中で、画の圧だけで押し切った作品がこれだ。

雪女や耳なし芳一などといった有名なホラー話を各40分近くかけて描く。

じっくり、じっくり描いていくのだ。
おいしくなれ、おいしくなれと。

扉も、正気を失ったかのように、ギィィと開く、風が吹き荒れ、雨も降り、業火が揺らめき、霊体が通り抜ける。この職人芸を前に、物語云々言っている場合ではない。アメージング!と叫びたくなるのだ。

とにかく、亡霊の空気感、儀式から感じる魔力に、霊を信じないブンブンであっても魂が抜きとられそうになりました。
Nana

Nanaの感想・評価

3.3
50年以上前の作品 映像も音もクリアに残っていることに感謝
小泉八雲の小説を舞台のような美術でじっくり鑑賞できた
怖くないが昔の女優さんのオーラ、所作の美しさに圧倒された
誰もが一度は読んだことがある、小泉八雲原作怪異譚のオムニバス。正統的演出で、観る者をグイグイと映像世界に引き込んでいく。

いずれの短編にも共通するのが、その豪華なセット。

例えば「耳なし芳一」や「茶碗の底」の建造物。芳一が暮らす阿弥陀寺や、武士が奉公する大名屋敷の奥行きのある外観と重厚な内部。そして、平家の亡霊が宴を催す殿舎のこの世のものならぬ幻想的な雰囲気。それに対して、シュール感覚で迫ってくるのが「雪女」。背景に薄墨で描かれた目と口は、おどろおどろしくも非現実的なデザインで、書き割り風の構図と相まって舞台を観ているようだ。

セットのみならず、粟津潔のタイトルデザインをはじめ、武満徹の音楽など、伝統的美術と前衛美術といった相反する要素を一つの作品内に封じ込めた小林正樹監督の力技に敬意を払いたい。今回は短縮版での鑑賞だったが、是非とも完全版を観てみたいと思っている。
しのの

しののの感想・評価

4.8
凄まじい映像美。誇張抜きでこの時代の日本映画の滾りはどこに消えたんだ
<幽玄、耽美的世界を描いた古典的ホラー>

怖い映画だが、今風のホラーではない。
恐怖の源は「音」と「間」だと思う。
武満徹の音楽は、決して恐怖を掻き立てる刺激的な音ではないが、劇中の音に付随音楽を重ねるようにして、恐怖を増幅させる効果を生んでいる。
とともに感心したのが間合い、鬼気迫るようなピーンと張りつめた空気感、この緊張感、恐怖感はこの「間」無くしてないだろうと思った。
小泉八雲の原作そのものが既に確立した世界観を持っているが、映像にすると文章とはまた別の、耽美的、幻想的な世界が具体に広がるものと感心した。
脚本水木洋子、美術戸田重昌(大規模なセット)も素晴らしい。
※映画のあらすじは『偏愛的映画案内』をご覧ください。https://henaieiga.net
薬屋さんで「新元号当てた人に4万円プレゼント」(本日〆切消印有効)やってたから、今日、「安成」と「光和」で応募しといたよ。総理ちゃんがどうしても自分の苗字から一字、自分の出身校から一字入れたいはずで、それに某大学閥官僚が「慶で始まるのがいいんだけど。でも、慶和とかは総理ちゃんや小中学生が読み書きするのは難しいからしょうがないけど、せめて何でもいいから、か行にしてくれろ!」と噛みついてるはずで、総理ちゃんにべったりのT学閥や当然アンチKのW学閥が内心光和の方がイケテルって思いながらも「アメリカさんに決めてもらお、いつものように」、、、、てことで今トランプちゃんに「どっちにしたらよろしいでせうか? いずれにしても日本は今後とも貴殿の召使にてござります」とお伺い立ててるはずでね、でもトランプちゃんは黄色人種の言語や文化になんか無興味だから「うるせ! 俺忙しいのに。元号なんてローマ字でいいだろ、 『KKK』でいい。え? 必ず二文字? んなら『OL』でいい!」とスケベっぽいまま烈火。。。そんな怪情報をキャッチした現OL(やがて独裁者~世界大統領)のマレーネが本当はどっちもやだけど「安成」と「光和」で4万円いただくことにしたんだ。62円切手それぞれに貼らされちゃった。使い道は、新宿のロシア料理店でのキャビア食べ放題予定。放題、は4万じゃムリか。。(とりあえず立会演説会終了 パチパチパチパチ)

で、確か、NNN(ニンジン・ニラックス・ニラン)とかいう秘密結社に属してたらしい岸恵子さんが出演したこの映画、先々月頃に観に行ったきりだったんで、演説記念にレビューしときます。

4話仕立て。そのうちの、ストーリー知り尽くしてるからどんな表現で来るのか期待したのが2と3。ほとんど初ストーリーだったから展開や結末が楽しみだったのが1と4。

1(黒髪)◎・・・わりと怖かった。面白かった。俳優さんたちを堪能した。

2(雪女)△・・・雪女の声がコレじゃない。

3(耳なし芳一)○・・・セットが残念。耳ゴアにも期待したのになっ。

4(茶碗の中)△・・・ん?

全体の感想・・・・・・恵子の声がやっぱ雪女じゃない。
食パン

食パンの感想・評価

3.5
怖い…。怖い映画だ。ハリボテ感満載の美術セット、余りにも巨大な屋敷。この嘘っぽさの中で人間達が、只ならぬ物語を演じる違和感。似た感覚は日本を代表する劇団SPACを、富山の山奥の利賀村で三日間テントで寝起きし夜の芝居を観たときに感じた。観ているのは嘘ものに過ぎないのに、人間や空気の圧力と美しさに見入ってしまう。こんな映画は観たことなかった。人間が小さく、自然や人知を超えたものはより大きく感じられる舞台立て。自分の子供時代に観ていればトラウマになったに違いない。よかったこの歳で。
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