このレビューはネタバレを含みます
警察上層部とヤクザ組織との癒着を知り賄賂の札束を渡された瞬間にライターで燃やすシーン、いよいよ警察に失望し自室でレコードを爆音で流し寝転びながらウイスキーを飲み干すシーンがやたらとカッコいい。
主演又はそれに準じる役しか似合わない絵になる男・渡哲也の魅力が伝わる作品。
梅宮辰夫との殴り合いから友情が芽生え、センズリ兄弟が爆誕。
脇を固める役者はいつもの面々だが、なぜか大島渚が警察トップ役で出演。
ラストの討ち入りもなかなかだが、同じ深作欣二&渡の傑作「仁義の墓場」と比べると狂気性が足りなく映った。