Kumonohate

銭形平次捕物控 人肌蜘蛛のKumonohateのレビュー・感想・評価

銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956年製作の映画)
3.7
長谷川一夫版第10作。米の買い占めで一儲け企む悪人の悪事を暴く銭形平次。入江たか子がサクッと殺されてしまったり、お約束のご都合主義がチラつきはするものの、悪事のからくりを暴くプロセスがちょいミステリアスかつサスペンスフルで面白い。銭形平次はクライマックスにチャンバラ活劇が用意されているわけでは無いので、徹底した推理モノにしてしまえばより面白くなるのにと思う。とは言え、長谷川一夫主演である以上、また、銭を投げて敵を倒すというアクションがある以上、ヒーローものとしての側面を拭ってしまうことは出来なかったんだろうな。山本富士子の美貌も堪能したいしね。
Kumonohate

Kumonohate