にい

ロジャー・ラビットのにいのレビュー・感想・評価

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)
4.2
「笑わせてくれる」と言う存在。

最初にカートゥーンから3次元へ場面が写る瞬間、一気に引き込まれた。

現実とアニメが融合された作品、と言うことで何気なく見てみたらびっくり。
ただリアルの映像に、ベタ塗りのアニメをペタッと付けたような感じではなく、ちゃんと現実の照明環境に合わせてアニメの方に影を入れたり、二つの世界が馴染むように書かれている。
(当時の技術では死ぬほど根気のいる作業だったのでは?)

内容もアニメに対して皮肉的だったり、ブラックジョークが多かったり大人向けだったり、ディズニー作品では珍しく、でもそれが逆に「現実が舞台」という味が出ている。
またディズニー以外のアニメもたくさん出てくる所もちゃんと「現実」って感じ。

そしてあの魅惑の女性ジェシカは、イカれたウサギのロジャーラビットのどこが好きなのか?
その時のジェシカの台詞がカートゥーンの住民らしさもあり、1人の女性でもあってすごく良かった。
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