フィルム猫

トレーニング デイのフィルム猫のレビュー・感想・評価

トレーニング デイ(2001年製作の映画)
4.0
デンゼル・ワシントンといえばイコライザーなど強い善人のイメージが強いわけなんですけども、本作ではホラー映画顔負けで怖いデンゼル・ワシントンを見ることができる。

映画自体も現実のギャングたちからの協力を得て撮影しているとのことで、汚職警官を題材に扱った作品の中でもリアルな空気感を演出できているように感じました。理想の正義と現実という一見陳腐なテーマですが、重厚な絵作りと息を吐く暇なくテンポ良く進むストーリーのおかげで見応えは抜群。
人間の善性、道徳観、因果応報…。
重たい映画なのに非常にスッキリとした気分にさせてくれます。
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