ししまる

トレーニング デイのししまるのレビュー・感想・評価

トレーニング デイ(2001年製作の映画)
3.4
◼️概要
2001年のクライムスリラー。新人刑事のトレーニングデイ(訓練日)を描く。ロス市警麻薬捜査課に配属された新人刑事ジェイクはアロンゾ刑事とコンビを組む。ジェイクは、麻薬を試すよう勧めたり、暴行、脅迫、証拠の捏造など捜査を強引に勧めたりするアロンゾに反発心を募らす。
◼️キャスト
アロンゾ:デンゼル・ワシントン、
ジェイク:イーサン・ホーク、情報屋ロジャー:スコット・グレン、スタン検事: トム・ベレンジャー、ダグ刑事 :ハリス・ユーリン、ルー警部:レイモンド・J・バリー
◼️感想
ワシントンが珍しく悪役に徹したハードボイルドな作品。スリラー要素もあり緊張感が高く、出演シーンは少ないが悪徳警官幹部や検事ら脇を固めるキャストも渋い。やや長尺で雰囲気はかなり暗いけど。やっぱりロシア人恐い。
◼️メモ
ワシントンは第74回アカデミー賞(2002)で初の主演男優賞受賞。本物のギャングの協力を得て実際の縄張りで撮影された。
続編としてアロンゾの若き日を描く前日譚の製作が進んでいる。本作の15年後を描いたテレビドラマが2017年に放送されたが、2話で打ち切られた。
アントワーン・フークア監督はロス市警最悪の汚職事件である1990年代後半のランパート・スキャンダルで本作の完成に近づいたと語っている。このスキャンダルはギャング対策部隊CRASHの警官ら70人以上が暴力、証拠改ざん、麻薬使用などの不正に関与したとされる。証拠改ざん、偽証などにより106件の有罪判決が覆った。ロス市には140件超の民事訴訟が起こされ、和解金として推定1億2500万ドルが支払われた。
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