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毒薬と老嬢のいのネタバレレビュー・内容・結末

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

老姉妹の叔母さん2人が、善意から孤独な年老いた紳士を毒殺し、地下室に埋めてる…ということを、結婚を控える主人公の男性が知ることから始まるドタバタブラックコメディ。老姉妹に悪気が微塵も無いのがおかしい。さらに、自分を大統領だと思い込んでいるおじさんや、世界各地で殺人をして逃れてきた指名手配犯の主人公の兄まで加わって、状況はめちゃくちゃに。殺人そのものや死体は描かれないので、エグさが感じられないようになっていて、絶妙なラインの黒さ……。
叔母さん達の殺人を隠したい主人公と、持ってきた死体をどこかに隠したい主人公の兄の、変な死体隠蔽バトルとか、謎すぎるけど普通に見られて面白い。最後に、自分だけ血が繋がってない事実を知らされて喜ぶ主人公…… みんなどこかおかしくて、その状況に巻き込まれた主人公までおかしくなりそうだったからね……。
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