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スペースインベーダーの一人旅のレビュー・感想・評価

スペースインベーダー(1986年製作の映画)
3.0
トビー・フーパー監督作。

地底に潜みながら人類の支配を企む地球外生命体と近所に住む少年の戦いを描いたSF。
ホラー映画界の雄であるフーパー監督と『エイリアン』で知られる脚本家ダン・オバノンがタッグを組んだ作品。本作最大の特徴は地球外生命体の強烈なビジュアルにある。“男梅”みたいに丸々したフォルムに恐竜のような顔つき、そして小さすぎる腕のアンバランスさはギャグ的で全く怖くない。
周囲の人間が地球外生命体によって乗っ取られ行動を操作されるという演出は『ボディ・スナッチャー』を彷彿とさせるが、グロテスクな描写は皆無で、むしろ少年の命を執拗に狙う女教師(乗っ取られ済)の不自然&大胆過ぎる行動が少し面白い。
カレン・ブラックが少年を手助けする心優しい校医役として出演しているが、個人的にはミスキャスト。カレン・ブラックの顔面は“優しさ”とは程遠い気がする。
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