ダン・オバノン、ジョン・ダイクストラ、スタン・ウィストンを起用しながら、どうしてこうなってしまったのか・・・・
豪華な食材を使って作った闇鍋、って言う作品。
これが1960年ごろの作品なら納得いくが86年だ。
「2001年～」の18年後。「スター・ウォーズ」の9年後なのに火星からの侵略？
リメイクだとしてもこの設定に無理があると思わなかったのだろうか。
それでも当時の「火星の写真ネタ」とか「銅をエネルギー源に」などオバノンの努力も伺えるし、ダイクストラの宇宙船の巨大感、スタンのギーガーパクリ風火星人など頑張っているのだが・・・・・・・決定的にトビー監督にSFマインドが無い。
前作「スペースバンパイア」も悲惨だったが、まだマチルダ・メイの「まっぱ」という特典があった。
でも今作はもう何を観てほしいの？と言う状態。
で、駄目押しの禁じ手「夢落ち」でどうにも救いのない作品となっている。
これ観るぐらいなら、1953年の元ネタ「惑星アドベンチャー／スペース・モンスター襲来！」の方が本気のチープ感を楽しめるだろう。
