もやし

未知への飛行のもやしのレビュー・感想・評価

未知への飛行(1964年製作の映画)
5.0
昨日見たときは、何だか小難しいなあめんどくさいなあという印象でしたが今日起きたらやっぱ面白かったなと思いました。

俺が大好きな、主にB級映画を嗜んで感想を挙げてるYouTuberさんが何かのランキングの1位に挙げてて印象に残りました。この人もこういう映画好きなんだと正直思いました笑


だいぶ昔の映画なので、金のかかる場面はほぼなく、テーマの割に完全に会話劇。


何らかの誤作動により、水素爆弾を搭載した戦闘機がモスクワへの投下命令を受けたと勘違いし、実行しようとする話。
指示をするのは大統領にのみ許される権限で、一度通信により命令を受けた瞬間、後にそれを変更することは如何なる場合もあり得ない。
声は簡単に真似ができてしまうので大統領直伝の変更命令も無視する規定ができている。


この映画、有識者という名の何も実態を知らないご老人方と、状況、命令に寄って即座に動く軍司令部と、大統領と、ロシアとの対話で成り立っている。

とにかく皆さんそれぞれ深い社会思想、政治思想を抱いていらっしゃるようで。グダグダ話してるけど無知な俺には何を言ってるのかサッパリわからなかった笑


後は特に書くことはないかな。踊る大捜査線のあの名言を言いたくなる。
次々と変わる予想と決断。最後に選択された結論にただただ衝撃的。
物語が終わり、行き場のない気持ちの中で流れる文章。アメリカ軍からこんな状況は実際には起こり得ないという指摘をもらった前提で作りました。とのことです。

あのご老人方の会議室にいる、胡散臭い何とかアドバイザーが、共産党がーとか先制攻撃をーとか、世界を一度壊すとか訳のわからんことをずーっと言っていて、大統領からも軍からも、そいつは一体何なんだ?!とイライラしてたのがちょっと笑ってしまった。
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