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卒業のyayuyoのレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
2.5
アメリカンニューシネマの代表作であり、あまりにも有名なラストシーンのせいで、途中のストーリーは知らないのに結末だけは知っていた映画。

制作されたのは60年代、アメリカの若者全体を社会に対する不安、反抗が支配していた時代。
ベンの行動は当時の世相をよく反映したものなのかもしれないが
今見てしまうとベンも最低だけどロビンソン夫人も娘のエレーンも理解し辛い…。

これが名作映画扱いなのが私にはよく分からなかったけど、
若者特有の虚無感はよく表現されているので、当時リアルタイムで見ていたら感銘を受けていたかもしれないし、
現代でもひょっとしたら20歳前後の頃に観ていたらまた印象も違ったのかもしれない。

俳優達の演技は文句の付け所がない位素晴らしかった。
水を効果的に使っている事やカットの移り変わりなどは面白く見応えがある。
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