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魔法にかけられてのFKDのレビュー・感想・評価

魔法にかけられて(2007年製作の映画)
4.2
新作配信のため思い出しレビュー
原題はEnchanted

アニメのプリンセスが現代社会に来たらというもしもが、アニメと実写で見事に表現
当時9年ぶりの正プリンセスと初実写プリンセスで話題になった
ディズニーには異質な略奪愛をテーマにそこから真実の愛とは何かを見つけて行く
略奪愛なんて書くと重苦しイメージだか、実際はその逆
プリンセスジゼルはMAX上振れポジティブ思考なため、嫌な考えは全て良い事として変換される(尊敬する)
ミュージカル調で進むので、ニューヨークの街中いきなりフラッシュモブ的な感じで歌が始まったり終始賑やか
全体的にアランの曲が素晴らしく名曲揃い
アニメにおけるディズニーを現実世界にぶっ込んでくるので、終始笑顔と明るい気持ちになれる

主演のエイミーアダムス
公開当時プリンセスにしては少し年齢が高めかなと思いきや、抜群の演技力でグイグイ物語に引き込んでくる
このキャスティングはお見事
ストーリーとバッチリハマる

現実世界の相手役ロバートは弁護士、離婚歴あり子持ち(モーガン)、彼女あり(ナンシー)、そしてナンシーとの再婚をモーガンに相談してる最中と難しい事情

そこにポジティブ思考MAXのジゼルが飛び込んでくるのだから混沌MAXになること間違い無し

ラストのダンスシーン
ジゼルとロバート
お互いに惹かれつつ気持ちを伝えてはいけない状況
すぐ近くにいるのに伝えられない
挿入歌はSo close(近すぎて)
男性ボーカルがしっとり歌うバラード
ダンスホールの演出、ジゼルの表情、挿入歌全てが見事にマッチしてディズニー屈指の名シーンとなっている
気持ちが波のように伝わってきて胸が締め付けられる
是非吹き替えではなく字幕で観て欲しい

全体的に賑やかで子供も楽しめるが、現実世界の現状、感情の推移など大人の方がより楽しめる作品
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