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もののけ姫のFKDのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
5.0
もう何度目か
宮崎作品で一番好きなタイトル

手描きのセルとCGをミックスして作りあげた作品で、手描きによるセル画の最後の作品
手描きと認識した上で改めて観ると、森の葉っぱの描写とか圧巻の一言でしかない
公開当時のキャッチコピーである
「宮崎監督の凶暴なまでの情熱」が
画面からひしひしと伝わってくる

開幕
名曲アシタカ聶記のイントロから始まり静寂の中タタリ神強襲
7分過ぎるころにはどっぷり世界観に没入してしまっている

途中戦のシーンがある
腕がちぎれ、切断面には骨が見える
首が飛び力なく馬から崩れ落ちる
アニメ作品だからといって一切の妥協無し
当時衝撃だった

全体的に久石BGMも素晴らしい
主題歌もののけ姫をベースに、場面ごとにキャッチーなアレンジBGMが入る
主題歌自体が強烈な耳残りなので、アレンジも当然耳にすんなり入る
エンドクレジットも高らかにもののけ姫を歌い上げたあと、開幕に聴いたあの名曲のイントロが始まり最後を締めくくる
やはり圧倒的なテーマ曲の力は凄い

聶記(せっき)とは
人から人へ(耳から耳へ)と伝え聞く話の意味らしい
歴史にも残らないようなアシタカ伝説を見事表現した作品

昨年劇場公開をしていたが、行っておけば良かった
劇場で観たい作品

余談
公開当時はエヴァンゲリオン劇場版Air/まごころを、君に。と同時期上映していた(地元が地方なので同じ映画館で公開してた)
今考えると贅沢過ぎ
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