さとうの人

魔法にかけられてのさとうの人のレビュー・感想・評価

魔法にかけられて(2007年製作の映画)
4.3
2回目の鑑賞。
はじめは面白いファンタジーラブストーリーとして観ていたが、二度目だと、歌や夢や動物やらディズニー映画のお約束を片っ端から皮肉る映画にみえた。
いいぞ、もっとやれ

それでも、最初のアニメーションから最高。
ミュシャをオマージュしつつ、ディズニーらしさを出したキャラクターデザイン、アランメンケンの音楽。アニメパートだけでもお腹いっぱいなところで実写パートへ

アニメパートから実写パートへ移るときに、一瞬で画角が大きくなったところはすごいいい工夫。

ディズニーへの皮肉はここからが始まり。しかし皮肉しつつもところどころ過去のディズニー映画をオマージュしたシーンもある。皮肉だけじゃなくてしっかりリスペクトもある。

掃除シーンでシャボン玉に主人公が映るところはシンデレラとか、ちょこっと映る店の看板の名前がわんわん物語の曲名、ベラノッテになってるところとか。

ちょこちょこリトルマーメイドの曲とかも流れたり。
中間の公園で歌うシーンに出てきたシルバーのボールのような楽器、スチールパンはアンダーザシーのイントロでも(おそらく)使われていたから、オマージュしたのかもしれない。

ディズニー映画を知れば知るほど、深みが増してくる映画
さとうの人

さとうの人