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魔法にかけられてのhiyoriのレビュー・感想・評価

魔法にかけられて(2007年製作の映画)
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小学生くらいの頃、プリンセスストーリーはそんな熱心に観てなかったものの『魔法にかけられて』はすごく好きだった記憶があったんだけど、改めて観ても魅力があって面白かった〜!

これって現実世界の疲れたシングルファーザー弁護士(そして明らかに魅力的である)の"プリンスストーリー"でもあるんじゃない???(「僕は歌わないよ」って言ってたロバートが舞踏会で口ずさむところ好き!)
「よく落っこちるね」「君がいれば大丈夫」って最後反転してたのも良かったー!

あと、ある程度前のこういう作品って元からいる恋人の女性がぞんざいに扱われがちでなんだかなと思うこともあるんだけど、これはナンシーにもハッピーエンドが用意されていてそこも好感(まあ恋愛or恋愛の選択肢しかなくて恋愛至上主義的なんだけど。てかやっぱ子どもを主な対象にしてるディズニー作品にはいろ〜んな種類の物語があった方がいいね。)

陽気で良いやつなんだけどアホでちょっと不憫なエドワード王子も楽しいし。家来が不健全な関係を断ち切ったあと失恋本みたいなのを書くのも好き。

父ロバートが娘のモーガンに偉大な女性たちについての本をプレゼントしたり、悪い魔女に捕われて絶体絶命なロバートをジゼルが剣を持って助けたり、そういう要素もちゃんとあるんだよね。現実世界でジゼルが怒ったり傷ついたりも含めて生き生きしてるのも好き。

幼少期のわたしがこの作品に惹かれてたの、分かる〜!となって楽しかった!
と同時に『お姫様とジェンダー』を読まないとだな〜と思った。
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