このレビューはネタバレを含みます
映画のストーリーを追えば、正直、今観てもあまり面白くはない。想定内に進行しやっぱりな終幕となる。
ドラキュラ伯爵が現代のNYに現れたら...という設定も公開当時はウケたであろうが...ホントに面白くはない。(あくまでも私個人の感想です)
が!スタン・ドラゴッティ監督とメイクの(『古城の妖鬼』でベラ・ルゴシをドラキュラにメイクアップした)ウィリアム・タトル及びスタッフたちのいわゆる"過去の吸血鬼モノ"作品への愛着と映画そのものへの愛やオマージュが盛り込まれているという点では素晴らしい。
イブニング・スーツにケープを纏ったドラキュラスタイルを貫いたのも嬉しかった。
あとドラキュラとシンディの"ディスコでダンス"シーンもさほど上手いとも思えなかったけど、使われていた音楽が「恋のナイトライフ」だったから若干クスッとはした。
『吸血鬼ドラキュラ(1958年)』を意識したであろうパッケージもご愛嬌。