ゆき

シンプルメンのゆきのレビュー・感想・評価

シンプルメン(1992年製作の映画)
3.7
翻弄

視覚で愉しむ一作だった。
ざらついた感じの映像、印象に残るシーンの数々。
現実的とはいえない展開に溺れる時間。
みんな寂しさを誰かで埋めることに懸命。
どこか厭世的な人たちが出会い、求め合う。
なんだがちぐはぐでずっと平行線なのだけど、目が離せなかった。
Kool Thingが耳に入ると、あのぎこちない踊りが脳裏によぎる。
この世はトラブルと欲望で出来てるんですよ。

×××
前科者の兄と生真面目な弟。かつては伝説的なメジャーリーガーたった父はテロリストとして逃走していた。父を探しに旅に出た2人は訳あり風の女性2人と出会い、想定外の恋に振り回される。
ゆき

ゆき