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コータローまかりとおる!のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

コータローまかりとおる!(1984年製作の映画)
3.8
コータローこと新堂功太郎(黒崎輝)は私立鶴ヶ峰学園の旋風児。腰に届こうかという頭髪条例違反の黒髪を伸ばし、学内騒乱の常習者として常に風紀委員に追いかけられ、学園新聞のトップ記事を飾っている。コータローの存在に業を煮やした生徒会長タラコは、彼の長髪に賞金百万円をかけた。生徒達は皆ハサミを持ちコータローを狙う。風紀委員会特別機動隊々長、ツルツル頭の天光寺輝彦(大葉健二)の入れこみようは大変なものだった。だがコータローは自らその髪を切りタラコに百万円を要求する。その話し合いに現われたのは風紀委員長であり、日本舞踊部の部長でもある学園一の二枚目吉岡達也(真田広之)であった。コータローは吉岡の法理論の前に百万円をあきらめざるを得ない。その頃学園の裏組織=蛇骨会がコータローと天光寺を狙い始めていた。蛇骨会は剛武流空手部を使いコータロー潰しにかかり、コータローは、空手部道場で百人を相手に闘う。天井裏からそれを見守る天光寺と蛇骨会の殺し屋砂土屋峻平(伊原剛志)。コータローの幼馴染であり、風紀委員の渡瀬麻由美も駆けつける。遂に空手部部長、鬼島一誠との一騎討ちとなり、コータローの前に鬼島は敗れた。鶴ヶ峰学園にムーア公国のプリンセス・クララが留学してきた。とたんに、プリンセス留学中、彼女が着用しているパンティを頂戴するという、コータローの宣誓文が貼り出された。クララはコ一タローのスカートめくりを気に入り、コータローの主宰する極端流空手部に入部するが、突然、ムーア国王が急病で倒れ、帰国することになった。別れの日、クララの乗ったマイクロライトからコータローへのプレゼント、パンティが舞い落ちて来た。数日後、蛇骨会は麻由美を人質にコータローを時計塔に呼び出す。蛇骨会の会長、妖艶な美女紅バラ(志穂美悦子)は、コータローを次期会長候補にしたいと言い渡した。断わったコータローは、紅バラと闘い、彼女の真の姿を知る。それは変装した吉岡だった。その頃、次期会長を狙っていた砂土屋は、腹いせに時計塔を爆破させようとする。逃げ道を失ったコータローは、麻由美を抱いて時計塔の窓からプールへと着地を試みた。
蛭田達也の同名漫画を映画化。
全編通して当時ジャッキー・チェンのようにスラップスティックなアクションコメディを日本映画でも出来ると期待された、黒崎輝のアクロバットな動きが得意な身体能力と千葉真一仕込みの空手アクションを組み合わせたコミカルな格闘アクションが、ジャパン・アクション・クラブの先輩である大葉健二や真田広之や志穂美悦子との格闘バトルの中で生かされている、ユルいお色気と空手アクションが楽しめるアクションコメディ映画。
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