ようこそ狂気の世界
歌手のマルクは老人ホームでの慰問を終え、次の街へと旅立った
ところが山道に迷い込んだ上に車が故障してしまう
そして、偶然出会っボリスに近くのペンションに案内して一夜を明かすことに
持ち主であるバルデルは親切に迎え入れてくれるが、やがて不可解な執着をマルクに見せ始める
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督によるベルギーの闇三部作の一作
※変態村、地獄愛、依存愛の三作
現代はラテン語でゴルゴタの丘を意味するCalvaireなので邦題は作品に関連がないです
ということは宗教的なメタファーとして描かれていたのか
マルクが迷い込んだ山奥で理不尽な目に遭います
バルデルしかり、近くに住む村人達もとにかく不気味…
ゾワゾワさせてくれましたよ
どちらかといえば変態というより、狂人と言った方がしっくりきます
バルデルは自分の元を去ったという妻をマルク(男)に重ねて、同一視して妻として扱うんですよ
さらに村人達もマルクをナチュラルに女扱いするんです
何この人たち!?怖っ!!
行動一個一個が嫌な感じするしスゲーインパクトはありますし、嫌悪感に近い恐怖も覚えました
狂人達の闇を感じる作品でした
【雑記】
Sakiさんと同時鑑賞でした
こっちの村もヤバかったですね…
村映画恐るべし!!