あかつか

二十四の瞳のあかつかのレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
4.0
ピカピカの1年生だった12人の生徒が成長していくわけだが、面影そのままで大きくなってるもんだから、「え、これ何年か越しに撮影したん!?」って思ったら、よく似た兄弟姉妹を集めたらしい。

「教師はただただお国にご奉公ができるような国民を育て上げるのが義務です」…学校と軍隊と刑務所は同じだと、鶴見済が言ってた。

かくして高峰秀子先生は教員やめちゃったけど…あんたはやめれば自由かもしれねぇが、子どもは逃げられんのよ。当然その後の教え子たちに押し寄せる圧倒的な理不尽さに対しては何もしてあげられないわけで、後半は高峰秀子が泣きっぱなし。

ところでこのあらすじ、松竹のサイトにも載ってる「日本人の日本人による日本人のための反戦映画!」ってなんなの? そこ限定にするとこか? つーかゴールデングローブ賞とっとるやん。こーゆーテンション気持ち悪くね? とか言ってると「アカだ」と言われそうな。
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