カワサキ

オープニング・ナイトのカワサキのレビュー・感想・評価

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)
4.3
人生に苦悩する舞台女優の葛藤。
演じる役と自分自身、その間で引き裂かれた彼女の行動は、次第に常軌を逸していく…。
舞台シーンの緊迫感が凄いです。どうにかなってしまうんじゃないかという危うさがピリピリ伝わってきて、辛い。
とにかく女優マートルの苦悩。人生をどう生きてよいかも分からず、何が幸せなのかさえ。その痛みは、壮絶な舞台本番…クライマックスの中で、昇華されていきます。
最後には、シンプルだけど見失いがちな「大切なもの」を教えてくれるor思い出させてくれる、良い作品でした。
カワサキ

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