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小判鮫 前篇
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『小判鮫 前篇』に投稿された感想・評価

3.6
観たのは前篇と後篇(第1部と第2部)を1本化した總集篇。監督は衣笠貞之助。昭和23年作。島役人の一人息子である主人公(長谷川一夫)が、無実の罪で島流しにあった男の息子(今は歌舞伎の女形になっている)(長谷川一夫:二役)を捜し出し、男を陥れた悪徳役人と商人の悪事を暴く、という話。

主人公と女形は、別に血縁関係にあるわけではないが、何故か瓜二つという設定。もともと前篇と後篇で3時間近いものを110分程度にまとめているため、若干端折り気味ではあるがそれなりに楽しめる。長谷川一夫はもちろんだが、女形に惚れる軽業師の小悪女を演じた山田五十鈴が良い。また、クライマックスの芝居小屋のシーンで、悪事が露見した役人に向かって、怒った観客達が一斉にモノ(多くは座布団)を投げつけるのが江戸っ子らしくて楽しい。
総集篇鑑賞。
長谷川一夫の新演伎座プロ第一回作品。三上於菟吉のクレジットはなく、役名も其々変えてあるが、話は『雪之丞変化』である。親の敵討ちの話だから原型通りではGHQの許可が出ないのであろう。長谷川は人気女形中村紅雀(雪之丞)と無頼百太郎(闇太郎)の二役、ただし百太郎は流人島役人の息子で、女形紅雀はその百太郎の口から初めて、長崎奉行一味の計略によって実家の大店が滅んだのを知らされる。そこで紅雀が復讐の鬼と化せばいいのだが、そうなると親の敵討ちは封建的とダメが出るので、終始紅雀の態度が曖昧で煮えきらない。支配者階級の不正義への憤りから紅雀の手助けを考える百太郎の思いだけが先走る。私的制裁の思いはぼやかし、封建体制への公憤なら描けるということか。
最後は百太郎と紅雀が舞台から芝居客に向かって事件のあらましを説明、憤慨した民衆が怒号と共に悪党らに座布団を投げつけるという、まことに民主的で気の抜けた解決で映画は閉じる。
山田五十鈴が演じる元軽業師の盗人お七(お初)は、衣笠34年版の伏見直江の強烈な莫連ぶりに比べて、芝居好きのずいぶん愛嬌のある女になった。猿のように木の間を移動するさまが楽しいが、肝心の主人公の復讐心がハッキリしないので、敵味方の立場を移動するドラマ的なスリルは生まれなかった。
主たる登場人物が集まる芝居小屋のオープニングは、衣笠映画美学を見せつける絢爛たる空間造形。思わず前のめりになるが、徐々に筋を追うだけの演出に傾いて失速していったのは残念。随分雑な編集の総集篇ではあった。
時代劇専門チャンネル「小判鮫總集編 愛憎七変化」
2017/02