この映画は、ドニーさんがどうとかいう前に、映画としての出来がスマートでいいと思う。群像劇の一部分としてドニーさんも登場するので、主役とかそういう感じではないです。
これまで見てきたストーリーがおもしろくないけど、ドニーさんはすごい!みたいなのとは違って、普通にいい映画だと思います。そしてドニーさんもすごい、みたいな。
物語は、日本に亡命していた孫文先生が1時間だけ香港に帰ってくる。それに対して朝廷がものすごい数の刺客を送り込んでくるので、革命支持派の人たちが命がけで孫文先生を守ろうとするというお話です。
「ローグワン」に近いような次々とみんなが大義のために命を落としていく話なので、悲しいですが、そのアクションシーンはとても見ごたえがありました。
もちろん、ドニーさんのアクションシーンも素晴らしくて、街を猛スピードで走り抜けていくカメラワークなんか疾走感がすごくてとってもよかったです。
まあ、ドニーさんファンの人は、もっとドニーさんを!っていう気持ちになるかもしれないですけど、でもドニーさんの相手をする人がむちゃくちゃ強いので見ごたえありました。