にしや

007は二度死ぬのにしやのレビュー・感想・評価

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)
3.0
007見よう企画その1。
子供の頃に父と一緒に見た007はこれだったんだ!ってわかってテンション上がった。
ロケ地の一部が鹿児島で、父は鹿児島出身だから本作を見てたのかな?と思ったり。他のシリーズは見てるとこ見たことないし…。
敵のボスがピラニアの池で子分始末するシーンと天井から毒薬盛られてボンドガールが死ぬシーンだけ記憶に残ってたんだよなあ。

本編は今見るとかなり色々きつい。話の展開がもういちいち製作側はこれギャグじゃなくて真面目にやってんだよね…?!うーん…ってなった。
007が全然かっこよくない。お助けボンドガールのほうがやり手に見えたぞ。

相撲!芸者(芸者なのかあれは?)!ニンジャ!の流れは笑った。ニンジャ…あれはニンジャなのか…?姫路城で訓練するニンジャの図おもろすぎる。これ真面目にやってんだよなあって思うとさらにジワジワくる。

007が隙あらば女と寝ようとするがなんか…いや任務中だぞ??お前性欲おばけか??って引いてしまった。ベッドシーンは構わんけど美女が出る度すぐに寝ようとするし、秒でベッドインしたくなるほど007がかっこよくも見えないのがなんかなぁ…。せめて普段はもっと凄腕スパイ!に見えてればいいんだけど…見えないからキツい…。

島に潜入するために髪染めたり偽装結婚するくだりもなんかいまいち説得力がない。いや、まずその下手な日本語のイントネーションを矯正しなさいよ…何がケンブリッジ仕込みだよ…ってなった。
ボンドガールその2に「寝所は別よ」って言われてボンドがっかりのシーンは(ボンドガール2ナイス!!)って思った。

丹波哲郎と風呂入るシーンはてめえの体ぐらいてめえで洗え〜!!ってなった。女侍らせるのはいいんだけど、なんか侍らせ方の趣味が悪い。性接待ならいっそ水着じゃなくて全裸にタオル巻いて出てくる方がマシじゃない?水着のせいで悪趣味っぽさが際立ってる気が…。
丹波哲郎よくこの内容で出演したなあってなった。彼の英語はめちゃかっこよかったよ。

敵キャラスペクターのコテコテ敵ボス感はよかった。猫ちゃん撫で撫でする敵ボスって元ネタここなのか?

ショーン・コネリー、この後007卒業して「未来惑星ザルドス」に出るのかーってそればかり考えてしまった。
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