かの有名なロメロ作品のリメイクですね。この映画一言で言うとエンターテイメントとはこういうものだ!というほどエンターテイメントに徹していましたね。
ロメロ版にある芸術性や哲学性は残念ながら無いのですが、それ以外は全部入ってる!という映画だと思いました。観てる側を楽しませるためのエンタメ要素てんこ盛りで観終わった後には間違いなく「あぁ!面白かった!」と言えると思います。
開始5分の日常の崩壊描写はオリジナルを超えていると思います。主人公の半径1メートルから徐々に終わっていく世界を絶妙な演出で見せ切っていてそれだけでゾンビ映画好きとしてはサムズアップですね!
また脚本を担当したみんな大好きジェームズガンがトロマ魂を炸裂させてくれております。とにかく悪辣でありクスリと笑わせてくれるアイデアが満載で「いいぞ!もっとやれっ!」って感じでした笑。彼のことなので人間も非常によく描かれてまして、終盤には泣かせるシーンなどもありました。