イングマール・ベルイマン監督1978年の作品。イングリッド・バーグマン（当時46歳）が出演。
ベルイマン（スウェーデン読み）とバーグマン（英語読み）どちらもBERGMAN。でもこの二人に血縁はないんですね。
ベルイマン監督作品は「仮面ペルソナ」に続く鑑賞。1966製作から12年後に作られた。
直感的には日本文学で言う夏目漱石のような感じ。
娘が7年ぶりに母を家に呼び、そこから過去の因縁、思いをぶつけ合う話。そこに年の離れた旦那と病気の妹を交え、一度掛け違えるとここまで捻じ曲がるかというくらい噛み合わない感情。どちらにしても、どうしてそんなに悪意に取る？？って話です。壮絶な言葉の喧嘩、暴力です。最後は救いが残りますが、「仮面ペルソナ」同様に独白パートは目を逸らさない迫力です。
