イギリスの詩人ジョン・キーツと恋人ファニーの一途で儚い恋の物語。
お嬢様と貧乏作家という立場で周りからはその仲を良く思ってもらえず、病気も患っていたため愛に走ることに躊躇してしまう。
若いから愛に走ればいいじゃない…なんていう話じゃないんだ。とても静かで繊細な恋愛ドラマ。
ベン・ウィショー演じるキーツがとてもロマンチックな台詞を言う場面が多い。キーツはロマン詩人だからそりゃそうかとも思うが、生活に詩の世界観がなじんでいるんだな。
愛だ恋だ言う話はセックスシーンもつきものだと思っていたが、これはキーツの性格なんだろう、大切に育むピュアなプラトニックな恋愛。離れても手紙のやりとりで愛を育む。
このままいけばいいのにねぇ…って見た人はだいたい思っただろう。
あまりに短い儚い恋愛、輝いてた日々はずっと心に残るだろうね。
終盤はわかっていてもウルウルしてしまった。