この作品の撮影現場を描いたミニシリーズがエミー賞候補になった記念として
なんと言ってもジョーン・クロフォードが霞むくらいやばい化粧と演技で存在感を発揮するベティ・デイヴィスが凄まじく、彼女がいなければこの作品は成立していなかっただろう
そして彼女がサンセット大通りのグロリア・スワンソンばりの哀愁と狂気を漂わせるラストシーンも、彼女の演じるジェーンの幼少期とリンクする点もあり、鮮烈な印象を残すものとなった
シチュエーションのきっかけとなる真相が台詞だけで済まされたのは勿体無かったけど、そこでも顔がアップになったベティ・デイヴィスの演技力でカバーできてた気がするので良しとしたい
とにかくベティ・デイヴィスの底力が示された作品だったが、ライバルたちが奇跡の人のアン・バンクロフト等強豪揃いだったためアカデミー賞を逃したのは惜しいものだ