さすがのスコセッシ。
一番に印象的だったことは、アイリッシュもイタリアンも関係なく、互いをグッドフェローズと呼び合うほど強く結ばれていた3人の関係。
家族同然のマフィア社会であっても、明確に差別されていたアイリッシュ。
今作ではそこまでわざとらしく描いていないものの、その垣根を越えることは容易ではなかったように思う。
デニーロ演じるジミーは、よく笑っているようで目が一切笑っていない。演技であの雰囲気を醸し出せる、ロバート・デ・ニーロの凄み。
実話に基づいているというのが、何よりも恐ろしいところだ。
めちゃくちゃ面白い、マフィア映画の金字塔。