イトウモ

血ぬられた墓標のイトウモのレビュー・感想・評価

血ぬられた墓標(1960年製作の映画)
3.5
魔女狩りで死んだ200年前の魔女が蘇ってくるという話はけっこうどうでもいいのだが、

悪霊が墓の近くに建てられた洋館の貴族を襲うという設定で、ゴシックホラーのポルターガイストをやるので、誰もいないお城の広間を勝手に扉や家具が動くという長回しが大量にあってたまらない。すばらしき導線映画

悪霊役の美しい魔女と、襲われる令嬢が一人二役。
主人公格の医者が二人いて、おじさんのほうは魔女の餌食になってしまうが、若い医者は令嬢の命を救って結ばれる。

悪女に支配される話と、聖女の命を救う話。
どうでもいいけれど一粒二度美味しい、ステレオタイプの娯楽がA面/B面。